認知と購買をつなぐ「ミドルファネル」マーケティングが重要!

 デジタルマーケティングでは、顧客が商品やサービスに興味を持ち、それを購入するまでのプロセスが「ファネル」と呼ばれる形で表されます。
その「ファネル」の中でも「ミドルファネル」は、顧客が初めて商品やサービスに気づいた後、具体的に興味を持ち始める大切な段階です。

この記事では、ミドルファネルの役割とその重要性についてご紹介します。

ミドルファネルの役割と重要性

 ミドルファネル(Middle of the Funnel、MOFU)は、すでに商品やサービスについて認知しており、顧客が商品やサービスをじっくりと見始めるタイミングです。
例えば、お店で気になる商品を手に取り、ラベルを読んだり詳細を確認したりする頃と言えるでしょう。この段階では、顧客は情報を集め、様々な選択肢を比較しながら、自分に最適なものを見極めようとしています。
ここでしっかりと顧客の心をつかむことで、商品に興味を持ち、最終的に購入に至る可能性が高くなります。

一方で、多くの企業では初期段階であるトップファネル(Top of the Funnel、TOFU)や購入に近い段階であるボトムファネル(Bottom of the Funnel,BOFU) を意識したマーケティング活動に力を入れていることが多いのではないでしょうか。しかし、ミドルファネルへのアプローチが不十分だと、ブランドの認知度や顧客との関係を長期的に築くことが難しくなり、その結果、市場シェアを広げたり、持続的に成長したりすることが難しくなる可能性があります。

このようなことから、興味・関心があり比較を始めたミドルファネルに目を向けて、見込み顧客へのアプローチをすることが大切だと言えます。

ミドルファネルへのアプローチ

 商品購入を促進することにフォーカスし、ボトムファネルへのアプローチを続けると、購入件数はアップしますが、新規顧客の獲得が難しくなり、見込み顧客が減少していく可能性があります。
一方で、商品認知を広げることに重きを置き、トップファネルへのアプローチを続けると、認知度は向上しますが、見込み顧客を購入検討の段階へと進めることが困難になります。
トップファネルやボトムファネルへのアプローチは重要ですが、ミドルファネルへのアプローチも取り入れることで、バランスよく長期的に見込み顧客を増やすことができます。

では、ミドルファネルの顧客へのアプローチはどのようにすればいいのでしょうか。

ミドルファネルへのアプローチとして、動画コンテンツは視覚的に情報を伝えやすく、顧客の興味を引き続ける効果が高いことから、有効な施策と言えます。たとえば、製品のデモンストレーションや顧客の成功事例を動画で紹介することで、顧客が商品やサービスの具体的な価値を理解しやすくなります。
さらに、動画はSNSやウェブサイト上でのエンゲージメントを高める手段としても有効なので、視聴者の関心を維持することにも適しています。
これらの方法で、動画を活用して見込み顧客に価値ある情報を提供したり専門知識をアピールすることで、見込み顧客のエンゲージメントを高めることができます。

いかがでしたか?
トップファネルやボトムファネルへのアプローチを意識しがちですが、ミドルファネルへのアプローチも含め、すべてのファネルに対してバランスよくアプローチすることにより、市場シェアの拡大や持続的な成長に繋がることがお分かりいただけたかと思います。

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